広島のテレビなどで活躍したタレントの西田篤史さんが3日未明、亡くなりました。68歳でした。
庄原市出身の西田篤史さんは、大学在学時からラジオのレポーターとして活躍。
その後、地元密着型のタレントとして多くのテレビ番組に出演するなど活躍を続けてきました。
ホームテレビでは「あっちゃんのホリデーNO.1」でレギュラー番組として初めてのMCを担当。
その後も、「白島北町音楽倶楽部」「HOMEJステーション」「みみよりライブ5up!」などに出演し、広島の情報を親しみやすい語り口で発信し人気を博していました。
番組に出演していた西田さん「(福屋の)歌です。ララふ~く~や~聞いたことあるでしょ?誰が歌っているか知っていますか?森山良子さんずーっときいて僕達は育った」
4日、告別式には近親者を中心に約150人が参列。
西田さんとの最後の別れを惜しみました。
松本裕見子さん弔辞「本当にあっちゃんは大人としてローカルタレントとして、キラキラと輝く背中を私たちに見せてくれました。あっちゃんといるといつも楽しくて笑いが絶えなくて、楽しいことがいっぱいすぎましたよね。初めてのフラワーフェスティバルの司会のとき、私は台本にいっぱい書いていったのに「みなさんこんにちは」と言った後何も言えなくて、泣きながらステージをおりて。そのときあっちゃんは「松本、きれいにしゃべらなくていい。一生懸命しゃべればそれは人に伝わるから」と教えてくれました。あっちゃん大好きです。ありがとうございました」
柏村武昭さん「50年近く前、大学生の時に喫茶店で彼と知り合った。その庄原便が面白いからラジオやってみるかって。広島中の皆さんを楽しませて元気にしてくれました。彼にとっては充実した人生だと思いますね。みんなに愛されましたからね。あっちゃんあっちゃんって。おつかれさまでした。ありがとうね」
南一誠さん「歌が大好きで本当は彼も歌いたかったんじゃないかなと思うんですよ。何度か一緒に夜カラオケなんかでも遊びましたけどうまいんですよ。歌のうまさは「CD出してちゃんとやればいいのに」って。彼がもし歌の世界に入ってきてたら素晴らしいライバルになっていたと思います」
佐々岡真司さん「1カ月ちょっと前に来られてうちの家でも食事を美味しいと食べてくれました。10月25日にも来る予定だったんですけど、体調を崩されて来られなかった。まさかこういう知らせが来るとは思いませんでした。ささ来年の3月、俺とトークショーしようやと言われてたので3月にトークショーができるのを楽しみにしていた」
松本裕見子さん「まだまだずっと一緒にいたかった。こうやってお別れの日が来てしまったので本当に残念です。悔しいです。最後にご一緒させていただいた。だんだん呼吸が浅くなって、しんどくなっていく中でもみんなのために笑顔を見せようとしてくださったり、最後の最後まで本当にかっこよくて感謝の気持ちでいっぱいです。葬式なのにみんなから拍手が起こったりとか、すごいあっちゃんらしいなと思いました。「自分たちが東京に行くのではなく東京から来てもらえるような人になろうと、そんな番組を作っていこうというのがずっとおっしゃっていたこと。まだ早いです。行かないでください困ります。という感じですかね。ごめんごめんって言うと思います」
西田さんのご遺族は「ここまで応援していただいた広島のみなさまに感謝申し上げます」とコメントしています。
後日「お別れの会」を予定しているということです。