安佐北区可部の河川敷で白いシカが目撃されました。撮影した男性は「神々しかった」と当時の様子を語りました。
男性がスマートフォンで撮影したのは白いシカでした。
「河川敷を見たら白い物が見えたんですよ。あの辺りですね。こっちをじーっと見ていて目が光っていたんですよ。わぁ~白いシカって初めて見たな、妻にでも見せようと思って写真を撮った」
白いシカが目撃されたのは安佐北区可部の太田川の河川敷です。10月17日午前3時ごろウォーキング中に遭遇したそうです。
白いシカは男性の前で約5分間も止まっていたそうです。
「普通シカはすぐ逃げるんですよ人間の気配を感じたら。その白いシカは威厳を持つようにじっと私の方を見ていた。神々しかったですね。大げさかもしれないけど光って見えたんですよ、私には」
男性によりますと全長は1m30cmほどで、角がないことでメスではないかとみています。対岸の山から川を渡ってくるシカの群れを見たことがあるそうです。しかし、白いシカは群れではなく1匹だけでした。
なぜこのシカは白いのか安佐動物公園に聞きました。
安佐動物公園 嶋田浩明さん「2つ考えられます。1つはアルビノといって黒い色素を作る遺伝子が突然変異によって働かなくなったもの。もう1つは白化といって元々茶色い毛を作る動物が白い毛を作るようになったとても珍しい例だと思いますね」