広島市が進めるAIを活用した「被爆証言応答装置」の製作に小中高生が参加しました。
被爆者 山本定男さん「広島二中、私の中学校の1年生321人と4人の先生がここには集まっていた。みんな亡くなっちゃった」
広島市が製作を進める「被爆証言応答装置」は利用者の質問をAIが分析し、あらかじめ撮影した被爆者の映像から適切な答えを選んで再生するものです。
子ども視点での疑問を把握するため県内の小中高生13人に被爆者・山本定男さんの証言を聞いてもらい、装置の利用で想定される質問をリストアップしました。
広島市 被爆体験継承担当課長 西田満さん「証言応答装置を今後ずっと、数十年後も使わせていただきますので、そういう意味では生の声を聞けてよかったというふうに思っております」
市は被爆80年を迎える来年8月からの稼働を目指し、山本さんを含めた被爆者5人の証言を撮影する予定です。