“被買収”元広島市議2人の異議申し立て 最高裁が棄却 有罪判決が確定

広島

2019年の参議院選挙を巡る大規模買収事件で有罪判決を受けていた2人の元広島市議について、最高裁は上告棄却に対する異議申し立てを棄却しました。

元広島市議の谷口修被告(78)は、2019年の参議院選挙で河井克行元法務大臣から妻の案里氏を当選させるための報酬として現金50万円を受け取った罪に問われ、一審二審ともに罰金40万円などの有罪判決を受けていました。

最高裁は一審二審の判決を支持し上告を棄却。谷口被告の異議申し立てについても10月28日付で棄却しました。

また河井元大臣から同様に現金50万円を受け取ったとして一審二審で罰金30万円などの有罪判決を受けて上告し、棄却されていた元広島市議の伊藤昭善被告(73)についても、最高裁は11月5日付で異議申し立てを棄却しました。

有罪判決が確定した2人は公民権が5年間停止されることになります。