「不安…恐ろしい」単身世帯2050年広島も40%超か 厚労省推計

広島

厚生労働省の推計で全世帯に占める1人暮らしの世帯が2050年に広島県内でも40%を超える可能性があることが分かりました。

広島でも未婚と少子化の影響がジワリ・ジワリ広がっていく見込みです。

厚労省の推計によりますと2020年に37.3%の全世帯に占めるひとり暮らしの割合は2050年には42.6%になるということです。

全国平均を下回ってはいるものの中国地方では山口と並び1番の高さとなる予測です。

さらに65歳以上の高齢世帯では5世帯に1世帯がひとり暮らしとなる予測です。

30代女性「不安ですね恐ろしい。孤独死とかもあるし、介護してもらえるのかなとか」

40代男性「不景気なのでそういう結果を生んでしまうのは事実だとは思うんですよね。自分がその立場だったら不安を感じますけど」

60代女性「うちの隣の方で90歳くらいでおひとりの方がいらっしゃるんですけど、やっぱり同居するのは自分の生き方が変わってしまう。負担に思われるのもすごく嫌だっていうのは言われます。隣に住んでてやっぱり危なっかしい」

未婚の人が増加することや少子化で一人っ子が増加し家族で一緒に住む人が減少することなどが要因とされています。

研究所によりますと広島市を中心に若者が多いことから高齢者の1人暮らしの割合は全国で見ると低いそう。

しかし・・・

研究所の担当者は1人暮らしの高齢者の増加傾向について
「介護医療や貧困対策、さらに認知症などになれば意思決定が難しくなり支援が必要となってくる」とし
県全体で対策を行っていく必要があるとしています。