広島市西区の保育園に通っていた男の子が川でおぼれて死亡した事故の裁判で、原告側は男の子が1人で通用門から外に出た可能性が高いとの考えを示しました。
2022年4月、広島市西区の市立保育園に通っていた当時5歳の男の子が園内からいなくなり、近くの川でおぼれて亡くなりました。
両親は保育園が安全対策を怠ったとして管轄する広島市に損害賠償を求めて提訴しています。
18日の裁判では原告側は男の子が段差を利用して通用門から園外に出た可能性が高いと主張しました。
これまでは生け垣の隙間から出た可能性も指摘されていました。
原告側 寺西環江弁護士「(原告側)の主張としては、基本どこからも(園児が)出ることができたらだめで、そういうところ(通用口)は特に危なかったのではないかと」
次の裁判は来年1月14日に行われ、広島市側が反論する予定です。