野村証券元社員の男(29)が強盗殺人未遂と現住建造物等放火の罪で起訴されました。
男は7月、顧客の80代夫婦が住む西区の住宅から約1800万円を奪ったうえ、2階寝室の押入れに火をつけて妻(84)を殺害しようとした罪に問われています。
起訴状などによりますと男は夫婦の食事に睡眠作用のある薬物を混入させ2階の寝室で妻を昏酔状態にしたということです。
男は事件以前にもこの住宅を訪れていて、警察はその際に約800万円を盗んだ疑いがあるとして追送検する予定です。
捜査関係者によりますと、男は個人的な投資による多額の損失を穴埋めするとともに、さらなる投資をして利益を得ようと考え、夫婦に用意させていた現金を盗んだとみられています。