目撃者の情報をもとに作られる犯人の似顔絵は捜査に欠かせない手法の一つです。県警の似顔絵講習会を記者が体験しました。
永松雄輔記者「県警本部です。捜査用の似顔絵作成講習会に警察官が集まっています」
防犯カメラの映像では知ることができない犯人の顔の特徴をどう表現して絵にするのか?県内15の警察署などから24人の警察官が参加して描き方のコツを学びます。
永松記者「まずはこちらの顔写真をもとに模写をするということです」
基本的な技術を習得しまずは画力をアップさせる目的です。記者も描いてみました。
永松記者「こうなりました。普段描き慣れていないとやはりこうなりますね…」写真を模写したつもりがまったくの別人です。
講習がはじまって30分、もう一度顔写真を模写しました。すると記者の画力がアップしたように見えます
ポイントは顔の輪郭や目の位置です。白紙ではなく罫線を引いてその上に描きます。
講師「この罫線の上に描いていただければ人間離れした顔にならない。あごの部分が(罫線の)一番下に(眉毛は)目の外側の長さです。鼻すじを消しゴムでとって消せば鼻ができます。開口部から離れるにつれて薄く明るい印象を与えるように」
上手に描こうとせず特徴を分かりやすくはっきりと描くことがポイントだそうです。
永松記者「西署の警察官が描いた似顔絵です。こちらがビフォー、こちらがアフターまったく別人です」
参加した警察官はさらに経験をつんだのち捜査用の似顔絵を作成することになります。