ユネスコ無形文化遺産に登録される見通しとなった「伝統的酒造り」。
日本酒造りの要となる「麹」を造る作業が公開されました。
34℃に保たれた部屋で蒸した米に麹菌をふりかける「種付け」。
麹菌をまんべんなく不着させるため米を隙間なく広げ、胞子の「種麹」をふるいを使ってふりかけます。
米をひっくり返して作業を繰り返し、麹菌の胞子が隅々まで均等に行き渡るように、よく混ぜ込みます。
杜氏らが自らの経験をもとに手作業の技として築き上げてきた日本の「伝統的酒造り」はユネスコの無形文化遺産に登録される見通しです。
酒類総合研究所業務統括部門 阿久津武広副部門長
「手触り・感触・香りそのような五感を研ぎ澄ませて造っていくその過程が評価されたと感じています」