顧客の住宅から金を盗み放火して殺害しようとした罪で起訴された野村証券の元社員の男が、同じ顧客の住宅に侵入し、約800万円盗んだ疑いで追送検されました。
野村証券の元社員の男は7月28日、広島市西区の顧客の80代夫婦の住宅で睡眠作用のある薬物を食事に混ぜて妻を昏睡状態にさせたうえ、約1800万円を奪ったあと放火して殺害しようとした罪で起訴されています。
男はこの犯行の前の7月下旬ごろにも、同じ顧客の住宅に複数回侵入し、約800万円を盗んだ疑いがあるとして、警察が9日、追送検しました。
捜査関係者によりますと、男は個人的な投資による多額の損失を穴埋めするとともに、さらなる投資をして利益を得ようと考え、夫婦に用意させていた現金を盗んだとみられています。