広島県内でオレオレ詐欺の被害が急増しています。被害額はこれまでに4億6千万円を超えていて統計を開始した2004年以降で最も多くなっています。
警察によりますと、県内の特殊詐欺被害のうちオレオレ詐欺による被害額が11月末までで約4億6750万円になりました。
これは統計を開始した2004年以降、ひと月残しているにもかかわらず、すでに年間で最も多い金額だということです。
中でも偽の警察官が登場する手口が全体の約7割を占めています。
昔からある手口ですが、犯人グループがかける先が固定電話から携帯電話に変わったほか、SNSを利用するようになったことで高齢層だけでなく若年層にも被害が広がっています。
特殊詐欺の被害が増加する一方でSNS型特殊詐欺の被害は大きく減少しています。
警察は犯行グループ内で手口を変えてきたとみて調べています。