河井夫妻を巡る大規模買収事件の裁判で、最高裁は広島県議会の渡辺典子県議の異議申し立てを棄却しました。
これで現金を受け取り裁判が行われた12人全員の有罪が確定しました。
渡辺県議(40)は2019年の参議院選挙で、河井元法務大臣から妻の案里氏を当選させるための報酬として現金10万円を受け取った罪に問われていました。
11月、罰金10万円追徴金10万円の判決を不服とした上告を棄却されたことを受け異議申し立てをしていましたが最高裁は9日、棄却する決定をしました。
これで一連の大規模買収事件で現金を受け取り正式な裁判が行われた12人全員の有罪が確定しました。
渡辺県議は5年間公民権が停止されるため失職することになります。