河井夫妻をめぐる大規模買収事件の裁判で最高裁に異議申し立てを棄却された渡辺典子県議(40)が辞職しました。
渡辺氏は2019年の参議院選挙で河井元法務大臣から妻の案里氏を当選させるための報酬として現金10万円を受け取った罪に問われていました。
11月、罰金10万円、追徴金10万円の判決を不服とした上告を棄却されたことを受け、異議申し立てをしましたが、9日、最高裁により棄却する決定をされていました。
通知が届き次第失職する見通しでしたが、12日夜に辞職願を提出し、13日の本会議で全会一致で許可されました。
広島県議会の中本議長は「河井事件の一つの大きな区切りが着いたというふうに思っています。より一層襟を正して県民の皆さまの負託にこたえることができる県議会として前進していきたい」と話しました。