寮費64万円を着服し借金の返済やギャンブルに使ったとして書類送検された元警察官について、広島地検は不起訴処分にしました。
広島県内の警察署に所属していた元巡査長の男性(27)は4月、自分が寮長を務めていた警察職員寮で、入居者に返金する予定の懇親会費22万円と寮の余剰金42万円を着服した業務上横領の疑いで書類送検されました。
男性は「借金の返済やオンラインカジノで使った」と容疑を認めています。
広島地検は17日、「情状全般を考慮した」として男性を不起訴処分にしました。
男性は警察署での勤務中に競艇の舟券を購入していたほか、消費者金融や同僚から多額の借金があったとして6日、停職1カ月の懲戒処分となり、依願退職していました。