ノーベル平和賞を受賞した日本被団協が都内で会見を開きノルウェー・オスロでの裏側を明かしました。
授賞式に登壇した田中煕巳代表委員は、オスロでの晩餐会でノルウェーノーベル委員会のフリドネス委員長と会話し「最初は来年の受賞を考えていたが、被爆80年の運動のためには来年では遅いと思い今年の受賞を決めた」とする裏話があったことを明かしました。
田中代表委員は自身も現地での証言を続けてきたアメリカについて「核兵器を使ってはいけないという考えが国内で普及してきたと感じる」と述べました。
一方で「政府を変える世論にはなっていない。それは日本も同じ」だと核抑止力に頼る両国政府の姿勢を批判しました。
田中煕巳代表委員「核兵器禁止条約まではたどり着いたが、まだ廃絶には道がある。受賞した機会をつかってがんばらなければならない」