中核派の活動家5人 初公判で無罪主張「でっちあげ」 広島

広島

おととしの原爆の日に広島市の職員に集団で暴行を加えた罪に問われた中核派の活動家5人の初公判が開かれ、全員無罪を主張しました。

大阪府の被告(38)ら中核派の活動家5人は、おととし8月6日に中区の原爆ドーム北側で広島市の職員に対し集団で腕を組んで体当たりし、押し続ける暴行を加えた罪に問われています。

10日の裁判で被告らは「無実であり国家権力のでっちあげだ」などとして無罪を主張しました。

検察側は「4人1列で隊列を組み、広島市の職員に体当たりして押し続けて後退させた」などと指摘しました。

一方、弁護側は「被告人らの集団には不可抗力の行為しかなく暴行の客観的事実も故意もない」として無罪を主張しています。