インフルエンザの統計が始まって以降最多となる歴史的流行をうけ、加湿器の売り上げが約2倍となるなどウイルス対策に注目が集まっています。
若森明日香記者「インフルエンザなどウイルス対策で大切なのが加湿なんです」
県内では先月23日からの1週間でインフルエンザの患者数は定点あたり60・56人となり、1999年の統計開始以降最多を記録しました。
エディオンによりますとインフルエンザの流行とともに加湿器は昨シーズンの約2倍、空気清浄機は約1・5倍の売り上げになっているといいます。
エディオン広島本店 松永直樹さん「昨今インフルエンザやコロナウイルスなどが流行っている中で、加湿器はやっぱり寝起きの時にすごくのどが乾燥しているとかの対策として購入される方がほとんどです」
人気は沸騰させた湯気で加湿する「スチーム式加湿器」です。フィルターがなく手入れがしやすいつくりになっているそうです。
松永直樹さん「中を開けるとジャーポットのような感じになっておりまして、お湯を沸かしておりますのですごく衛生的な加湿ができますし(蒸気をつくり出すため)フィルターを使っていない分すごく(手入れが)楽という風な形になります」
AI=人工知能によって室内の汚れを可視化し、空気をきれいにする加湿空気清浄機も注目が集まっているそうです。
松永直樹さん「こちらの右上の方にございましてこの数字今300というふうに表示があるんですけれども、本来であれば汚れている空間だと8000とか数字が高ければ高いほど汚れていることを示しているわけですね」
30代女性「近くの小学校は学校閉鎖になっているという話も良く聞きますし、カゼも引いたりするっていうのでちょっと(部屋に)入れてみようかなと」
80代女性「最近朝起きたらマスクをしているのにのどがカラカラ乾いたような感じがする。乾燥のせいかなと思ったから(見に来た)」
加湿器と空気清浄機の正しい使い方を聞いてきました。
■お手入れ編
・ミネラルウォーターやお湯は絶対にダメ→雑菌が増える原因となるため。塩化処理されている水道水を入れるように。
・清潔感を保つためにタンクの水の入れ替えは毎日やったほうがよい(継ぎ足しはおすすめしない)
・タンクの受け皿部分は最低でも1カ月に1回は洗うこと→ピンクカビやぬめりの原因となる
・フィルターは月に1度40℃のお湯に漬け置きし、クエン酸を10グラムほどかけて30分~2時間ほどつける。その後、洗って戻す(乾燥はしなくて大丈夫)
■置き場所編
・空気清浄機の吸い込み口をふさがないように置くこと
・タンクのむき出し加湿器やスチーム(加熱)式の加湿器は沸騰して熱くなっているため子どもの手が届かないように(柵を作ったりするなど)