第2次黒い雨訴訟 新たに8人が追加提訴 広島

広島

原爆投下後に降った「黒い雨」をめぐる裁判で、新たに8人が被爆者手帳の交付を求めて追加提訴しました。

広島市と廿日市市に住む80歳から89歳の男女8人は、2022年に導入された新たな認定基準でも黒い雨にあったと認められなかったことから「認定された3つの雨域以外でも雨が降った」として被爆者手帳の交付を求めて14日、提訴しました。

これで第2次黒い雨訴訟の原告は79人となりました。

14日の裁判で原告側は「3つの雨域の内外で線引きするのは不平等。広島市と県が自ら調査せずに漫然と基準に基づいて交付申請を却下することは違法であるといわざるをえない」と指摘しました。

次回の裁判は5月13日に予定されています。