海上保安大学校 伝統の耐寒訓練 呉市

広島

幹部海上保安官を育成する海上保安大学校で、開学以来の伝統行事「早朝耐寒訓練」が始まりました。

夜明け前の午前6時すぎ、学生たちが一斉に屋外へ整列し耐寒訓練が始まります。3種類の訓練のうち最も厳しいといわれる「カッター訓練」では重さ10kgのオールでまだ薄暗い海原へと漕ぎ出していきました。

肌を刺すような冷たい海風が吹く中、それぞれの船ごとに一致団結し1周3.6kmのコースを完走。海上保安官に必要な気力や体力を養いました。

初任科1年 中林勇翔さん「元気よく声を出してみんなで切磋琢磨しながら終えていけたと思う」

本科1年 大杉翼さん「どのような状況でも冷静に対応できる海上保安官になりたい」

耐寒訓練は23日まで続き、最後に仕上げの競技会が行われます。