核兵器禁止条約への参加 石破総理 頭を抱え「難しい問題…」

広島

広島市の松井市長らが核兵器禁止条約への参加を石破総理に要請しました。

17日午後3時半ごろ、長崎市の鈴木市長らとともに石破総理のもとを訪れた松井市長。政府に対し、核兵器禁止条約への一刻も早い署名・批准と、3月の第3回締約国会議へのオブザーバー参加を要請しました。

これに対し石破総理は、核兵器のない世界を実現しないといけないという認識は示しながらも「非常に難しい問題ですね」と頭を抱えながら話したということです。

広島市 松井一実市長「(議論を起こす)きっかけとしてオブザーバー参加はないでしょうかと重ねて申し上げた。それを含めて(総理は)『よく考えないと検討しないといけない』という返事だった」

条約をめぐっては8日にもノーベル平和賞を受賞した日本被団協が石破総理へオブザーバー参加などを要請しています。