「広島に来て」トランプ大統領就任に被爆地の反応は 広島

広島

トランプ大統領「アメリカの黄金の時代が始まる。他国を豊かにするために国民に課税するのではなく、国民を豊かにするために他国に関税をかけ課税する」

日本時間の21日未明に就任したアメリカのトランプ新大統領。

「黄金の時代が始まる」との就任演説について、広島で街の声を聞きました。

男性「アメリカ第一主義を唱えてるのでどうかなとは思いますが、落ち着いてくれるといいかなと思います」

女性「いい方向に行ってくれるんじゃないかとちょっと期待してる」

橋本理香子記者「トランプ大統領就任直後、一時は300円以上値上がりした日経平均株価ですがマーケットの期待感と不安感が反映されているとのことで、現在は上下を繰り返しています」

広島の経済にも影響は出てくるのでしょうか。

ひろぎん証券本店営業部 石田裕昭本店長「中国だけじゃなくてメキシコにも関税をかけると言っている。地元のマツダだけではなく日本・世界各国のメキシコに工場を持っている会社はかなり影響が出る」

この影響はマイナスだけでないと予想します。

ひろぎん証券本店営業部 石田裕昭本店長「トランプ大統領は経済第一主義ですので、やはりアメリカが強くなればその恩恵をいろんなところが受ける。マイナス業種もあるが全体から見ればプラスになると思う」

20日、広島訪問を求める要望書を出した広島県の湯崎英彦知事は。

湯崎知事「広島あるいは長崎に来て原爆、核兵器を使用するということは現実としてどういうことなのかということを原爆資料館の視察や被爆者の話を聞いて実感してもらうことが重要だと思います」

ノーベル平和賞受賞後、初めての被爆証言をした日本被団協の箕牧智之代表委員も直接対話を求めました。

日本被団協 箕牧代表委員「(平和問題は)我々が望むようなことにはおそらくならんじゃろうと思う。広島に来たらお伝えしたい。オバマ大統領が広島に来て坪井さんと話をしたような状況になればいい」