【独自】混乱のトンネル火災 居合わせた男性が証言 広島

広島

避難した矢田哲也さん「トンネル内で渋滞かなと思って止まったんですね。そしたら白い煙がすごい出てきたのでトラックがふかしているのかという状態から急に黒い煙に変わって」

火災発生直後のトンネル内。あたり一帯に黒い煙が充満しています。避難しようとUターンする車も。

火事は23日午前9時50分ごろ、広島県東広島市にある国道2号バイパスの大山トンネル内で起きました。

居合わせた男性は乗っていた車を置いて避難しました。

避難した矢田哲也さん「周りの人がどんどん逃げ出したので私も逃げたって感じなんですけど。ドーンと音がしたり歩いて来る途中に塀にぶつかっている車があったりしました」

混乱するトンネル内を約15分かけて歩いたという男性。

避難した矢田哲也さん「1kmぐらい歩いて戻った感じ。本当に怖くて目も開けられないし、真っ暗でなんか吸ったらまずいなっていう意識しかなくて」

鼻と口を押えていたハンカチは真っ黒に。

この火事で25人がのどの痛みなどを訴え、燃えた車の女性と50代の男性が病院に搬送されました。

燃えたのは普通乗用車1台で、警察によりますと運転していた女性(52)は「走っていたら急に煙が出た」と話しているということです。