広島ホームテレビ

「令和のコメ不足」とも呼ばれるお米の高騰が年明け後も続いています。

農水大臣が言及した政府備蓄米の放出で価格高騰はストップとなるのでしょうか。県内の現状を聞きました。

太田朱香記者「こちらのスーパーでは４ｋｇ３０００円といまも高い傾向が続いています」

安さを売りにしている南区のスーパーたかもり。コメの高騰は落ち着くことはなく…

たかもり　伊木英人副社長「いまは高値がずっと続いている状態なので、仕入れも高く仕方なく値上げせざるをえない状況です」

こちらのスーパーではおよそ１年前は５ｋｇ１２００～１３００円台で販売していましたが、今年は１ｋｇ量が少なくなり値段も３倍ほどに高くなっています。

去年、「令和のコメ騒動」とまで言われた深刻なコメ不足は年が明けても消費者を悩ませています。

客「高くて大変です。いまは５ｋｇも買えないです」

県内のコシヒカリの小売り価格は１年前、５ｋｇで２４００円程度でしたが、３７００円を超え秋の新米が出て以降も高騰は続いています。

江藤農水大臣「新米が出て新しい米が出てくれば市場が落ち着くという見通しを農水省は持っていたが、今年に入っても高い状況が続くのではないかという予測がある」

続く令和のコメ騒動政府の秘策とは？

江藤農水大臣「いつでも状況をみて食糧法の理念にのっとって備蓄米の活用ができる状況にしたい、政府備蓄米の買い戻しの条件付き販売を可能とすることを食料部会で議論いただきたい」

政府備蓄米は２０万トンごとに５年分約１００万ｔが用意されていて、災害時などの緊急の場合に放出される仕組みになっています。

生産量は増えているコメを健全な価格で市場に流通させることで販売価格も落ち着くことが期待されるとしています。

たかもり　伊木英人副社長「その時だけではなくて価格が維持できる感じで継続的にやってほしい」