被爆者「願い届いていない」核禁条約会議オブザーバー参加見送りに怒り 広島

広島

27日開かれた広島県原水禁の総会で、ノーベル平和賞の授賞式が行われたノルウェー・オスロでの活動が報告されました。

高校生平和大使 甲斐なつきさん「(印象に残っていることは)ノルウェーの学生は本当に人権問題であったり政治的なすごくデリケートな問題に、ひとりひとりが興味を持って関心を持って取り組んでいるということです」

27日の総会ではオスロを訪れた広島県被団協の箕牧智之理事長と高校生平和大使の甲斐なつきさんが登壇し活動報告を行いました。

政府が核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を見送る方向で検討していることについて、箕牧理事長は怒りをあらわにしました。

広島県被団協 箕牧智之理事長「(核兵器を巡る現状について)変わってほしかったけども変わらんじゃないですか。全然私たちの願いは届いていない」

広島県原水禁の金子代表委員は「核兵器がいかに非人道的か被爆者が身をもって伝え続けた。我々も声を上げ続けなければならない」と訴えました。