広島市職員が生活保護費を不正に支給

広島

広島市の職員が不適切な手続きで生活保護費152万円余りを支給していたことが分かりました。

広島市によりますと20代の男性職員が、2年前から去年6月にかけて、上司の印影をカラーコピーして決済を受けたように見せかけ、生活保護費を支払った後、決裁文書を廃棄したり文書にうその事実を記載したりしていました。
不適切な事務処理によって生活保護費を受ける5人に対し計152万円余りが支給されたということです。

このうち15万円余りは支給の条件に該当していませんでした。

別の職員が業務の引継ぎの際、カラーコピーされた印影に違和感を覚え上司に報告したため発覚しました。

男性職員は「生活保護受給者の要求から逃れたかった」と話しているということですが、周囲への相談などはなかったということです。