市民団体が「旧陸軍被服支廠」の活用などを考える講演会・広島

広島

9日、南区にある被爆建物で、
国の重要文化財の「旧陸軍被服支廠」の活用などについて考える会が行われました。

「被服支廠の保存と活用を考える」市民団体の会では、
代表で被爆者の切明千枝子さんらが一年間の活動報告を行いました。

今後の活用策について被爆建物に詳しい都市計画の専門家が登壇し、
「存在そのものが活用の基本であり大幅な改修をすることなく、
周辺の歴史遺産とともに活用することが望ましい」などと提案しました。

都市計画プランナー山下和也さん「時代を超えて価値と真実を伝えられるよう活用は人の人生を越えて、
人類のスパンで考え急がないほうがいいのではないかと考えます。」

被服支廠は国の重要文化財に指定されてから1年がたち、
保存に向けた耐震工事が本格化しています。