中国道足場崩壊事故2人死亡 吊り足場の固定位置が不適正か 広島

広島

廿日市市で工事中に足場が崩れ2人が死亡した事故で、吊り足場を固定する位置が適正でなかったことなどが明らかになりました。

この事故は先月27日、廿日市市吉和で中国自動車道の工事中に組んでいた足場が崩落し作業員2人が死亡したものです。

ネクスコ西日本によりますと崩落した吊り足場について、固定位置が計画と異なりコンクリートの端に近かったことから荷重に耐えられず、コンクリートが破壊し足場が落下したということです。

また計画されていた手順とは異なり、張り出した足場を固定するチェーンも設置されていなかったことや翌日用の資材が足場に置かれたことで相当量の重量がかかった可能性もあるということです。

これらはネクスコ西日本が専門家らと事故原因と再発防止策を検討しているなかで明らかになり、今後同様の工事について点検していくとしています。