肌が赤くかぶれる…“花粉皮膚炎”とは? 広島

広島

ウエザーニュースが発表した花粉の飛散傾向では広島県は平年の5倍から8倍と予想されています。花粉による皮膚のトラブル「花粉皮膚炎」をご存知でしょうか、専門医を取材しました。

永松雄輔記者「広島市内です。2月の中旬ですがすでに花粉が飛散しているという情報があります」

50代女性「(花粉症の症状は?)涙が出るのと鼻水が出ます。お薬を1月末から飲んでいる。もし飲まなかったら日中はマスクの中がジュクジュクで…」

40代女性「本当に目が真っ赤になって充血して、鼻水が止まらないのどのかゆみが…」

10代女性「私の場合はくしゃみが止らない。授業中にくしゃみが止らなくなって周りに申し訳ないと思う」

こちらの女性は皮膚のかゆみに悩んでいるそうです。

40代女性「冷やさないとかゆくてかゆくてしょうがない感じ」

皮ふ科の専門によると皮膚のかゆみは花粉が付着することで肌が炎症する“花粉皮膚炎”の可能性があるそうです。

身原皮ふ科・形成外科クリニック 身原京美院長「花粉というのは鼻や目の症状が目立つんですけど、皮膚に付着することで皮膚炎を起こすこともあります」

露出している部分に赤みが出たりかゆみが出たりすると花粉皮膚炎の可能性がある“花粉皮膚炎”は皮膚のバリア機能が低い「まぶた」や「目の周り」「ひたい」や「首」などにかゆみなどの症状が出やすいとされています。

身原院長「花粉は通常の皮膚を通過するような大きさでは無い。荒れている皮膚からは(花粉は)通り抜けてしまう。花粉症と乾燥肌がベースとなって花粉皮膚炎が出るというのはよくあります」