USBのレンタル事業をうたった詐欺事件で、実際にはUSBは第三者にレンタルされていなかったことがわかりました。
14日に送検されたのは訪問販売会社「WILL」の社長をしていた容疑者の男(57)と統括部長だった容疑者の男(56)ら4人です。
4人は2018年から2021年までの間、被害者2人に対し「ゲームソフトなどが入ったUSBを購入して我々に預ければ、第三者にレンタルして得られた利益から購入代金を上回る配当金を支払う」といったうそをついて、あわせて1億5千万円をだまし取った疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと4人は実際にはUSBを第三者へレンタルせず、被害者への販売利益から配当金を支払っていて、自転車操業状態だったとみられています。
4人が所属していた会社は同様の手口で1800億円以上を集めたとみられ、広島県内では約100人と契約していたということです。