12歳で被爆した92歳の女性が初めて母校で被爆体験を証言しました。
大橋和子さん(92)
「ピカっと光ってドーンと大きな音とともに辺りが真っ暗になりました」
当時、広島女子商業学校1年の12歳だった大橋和子さんは爆心地からおよそ1・5キロの場所で建物疎開の片付け中に被爆しました。
坂町の広島翔洋高校で行われた証言会では、被爆により顔や腕に残るケロイドに苦しめられたことや逃げる途中に見た人間の悲惨な状態などを話しました。
広島翔洋高校 2年灰田麟太郎さん
「当時の状況や苦しさを詳しく知れて心が痛くなる話だった」
大橋和子さん(92)
「体調を見ながらできるだけ(被爆体験を)話していきたい」
高校生に対して「戦争はしてはいけない」と何度も伝えました。