誤って混ぜ…“塩素ガス”発生…業務上過失傷害疑い臨床工学技士2人を書類送検 広島

広島

去年9月、中区の診療所で塩素ガスが発生し職員や患者らが入院した事故で、警察は業務上過失傷害の疑いで臨床工学技士2人を書類送検しました。

この事故は去年9月、透析治療などを行う中区の中島土谷クリニックで塩素ガスが発生し、職員や患者ら17人が入院したものです。

薬剤を誤って混ぜて塩素ガスを発生させ、職員や患者ら47人に塩素ガス中毒などの傷害を負わせたとして、警察は臨床工学技士の41歳の女性と56歳の男性を書類送検しました。

警察によりますと透析装置を消毒するために使っていた次亜塩素酸ナトリウムのタンクに女性が誤って酢酸を混ぜたということです。

中島土谷クリニックは「この事実を真摯に受け止め、より一層安全な医療の提供体制の構築に向けて、引き続き努力を重ねてまいる所存です」とコメントしています。