安佐南区のコンビニで女性客を殺害しようとした事件の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
住所不定無職の被告の男(77)は去年3月、安佐南区長束のコンビニで女性客を刃物で突き刺し殺害しようとした罪などに問われています。
20日の裁判で被告の男は「間違いないと思います」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は「凶器を準備していたことは強い殺意のあらわれだと言える」と指摘しました。
一方、弁護側は「犯行の経緯や動機の形成には精神疾患が影響しているのではないか」と指摘。そのうえで「精神疾患の発生自体は被告を責めることができない」として情状酌量を求めました。