平和公園周辺では台風等が来たときの高潮対策が検討されています。21日に専門家らが現地を視察しました。
原爆ドームの南側です。太田川河川事務所によると台風などによる高潮被害が発生すると歩道が浸水するシミュレーションがでています。
いま国が整備事業を進めていますが、21日に対策委員会の委員が現地を視察し景観や文化財への影響を確認しました。
高潮対策としては国の目標としている基準から原爆ドームの南側では最大で1・1m低くなっていて、雁木の保存や導線の確保、工事方法なども議論されています。
高潮対策検討委員会 中村良夫委員長「現場を見ると人々によっていろんな印象があるので、様々な意見が出やすくなる。きっといい前進がみられると思います」
検討委員会では意見も募集しながら、来年度末には具体的な整備内容をまとめる予定です。