福山市の川で国の基準値超の有機フッ素化合物検出問題で初の住民説明会 広島

広島

広島県福山市の川で、有機フッ素化合物=PFASが検出されている問題で、市は22日、周辺住民に健康への影響や今後の方針を説明しました。

福山市にある深山川と谷尻川では、発がん性など健康への影響が指摘されるPFASが、国の暫定指針値を超え検出されました。

22日行われた説明会では、PFASが検出された川の周辺に住む、約30人が参加し、今後の対応策や農作物への懸念点などについて、説明を受けました。

高数値が出た地区に住む男性「井戸水を飲んでいるところが結構あるので心配していると聞く。原因を特定してもらって市の方で、とにかく安心して平和に暮らしたい。」

福山市は、水道水への影響はないとしていますが、井戸水や沢水の飲用を控えるよう呼びかけ、希望者には、血液検査や健康相談も行うとしています。