ウクライナ侵攻から3年…県内に避難の親子「全部終わって」 広島

広島

ウクライナ侵攻が始まって2月24日で3年です。福山で避難生活を続ける親子に思いを聞きました。

ビクトリア・カトリッチさん「(避難したときは)ソフィアちゃんは7カ月でハイハイもできずずっとだっこだった。時間はとても早いです」

ビクトリア・カトリッチさん、ウクライナ侵攻が始まった翌月に来日し、今も娘のソフィアちゃんと福山で避難生活を続けています。

おととし4月から日本語学校で勉強をしながら、現在は週1回フィットネストレーナーとしてレッスンを行っています。

ビクトリア・カトリッチさん「子どもと一緒に毎日この公園で遊んでいます。あまり賑やかすぎないので日本で一番福山が好き」

娘との穏やかな日々に喜びを感じる一方で、ウクライナに残った家族が頭から離れることはありません。

ビクトリア・カトリッチさん「目が覚めてウクライナのニュースを見ます。きょうの夜中はどうだったか、どこにミサイルがあったか
毎日心配しています」

実家があるミコライウ州はクリミア半島の近くにあり最近、ミサイル攻撃が再び激しくなっているといいます。

アメリカのトランプ政権は早期停戦を目指しロシアとの協議を行う姿勢を見せていますが、ビクトリアさんは複雑な心境を抱いています。

ビクトリア・カトリッチさん「全部終わらない、止まる感じ。ロシアもちょっと止まって強くなって後でもう一回来るかもしれない。私の一番は戦争を止めて全部終わってほしい」