仏具がズラリ お寺で「ドローンレース」! 府中市

広島

900年以上の歴史を持つお寺の本堂がレース場に!白熱した空中戦を取材しました。

「ビュンビュン」仏像の周りを飛び回るのは小型のドローン!2日、府中市にある釈迦院の本堂でドローンレースが開催されました。

小学生「めっちゃ楽しかったです。初めてのレースだったので緊張したが思ったよりもいけてうれしかったです」

60代男性「非日常の空間で思いっきりドローンを飛ばす。すごい楽しいなと思います」

お寺でドローンという珍しさからかエントリー開始1時間で定員に達する盛況ぶり。子どもから大人までしのぎを削る26人のレーサーの中にはお坊さんの姿も…

釈迦院 藤井昭徳住職「町おこしの一環で開催して5回目、(ドローンを飛ばせる寺は)うちぐらいかなと思います」

気になるコースはご本尊の釈迦如来からスタートして不動明王の前をぐるぐる、一度客席まで飛び出し柱の周りを2回転、弘法大師を横目にスタート地点まで戻る周回コースです。

最速で1周20秒というスピード勝負ですが、参加者からはこんな声も…

60代男性「すごい緊張します。2年前も仏具にぶつかっちゃって帰り道に飛び石にあったので…ちょっと仏罰当たっちゃったかなと」

釈迦院 藤井昭徳住職「この大会はドローン業界の航空安全の祈願とドローンレースを奉納するということでやっている」

多発するクラッシュに備え、クッションがついた小型ドローンのみという徹底ぶりです。

釈迦院 藤井昭徳住職「新しい方に知ってもらってやってもらって、どんどん競技が広まっていけばと思ってます」

ドローンレースが伝統行事になることを目指しレーサーと住職の二刀流は続きます。

優勝は奈良から参戦した女性の方で、藤井住職は惜しくも4位。今後も大会は継続していく予定です。