「下請けに全て任せて…」施工管理が不十分 中国道の工事中の足場崩落2人死亡事故 広島

広島

中国自動車道の工事中に足場が崩れ2人が死亡した事故で施工管理が十分でなかったことが明らかになりました。

ネクスコ西日本 小山基史改築課長
「作業自体全体的に1次下請け2次下請けにすべてを任せていて管理等々ができていない」

この事故は1月27日広島県廿日市市吉和で中国自動車道の工事中に組んでいた足場が崩落し作業員2人が死亡したものです。

ネクスコ西日本によりますと吊り足場を支えるため橋桁に打ち込んでいたアンカーの位置が低かったことに加え打ち込みが既定の基準より浅かったことが新たに判明しました。

確認できた17のアンカーのうち10カ所が浅く打ち込まれていて設置基準が徹底されず受注業者の施工管理が不十分だったということです。

ネクスコ西日本は管内26カ所の吊り足場の現場では作業手順などを確認改善できたとしています。