東広島市で国の暫定指針値を超えるPFAS=有機フッ素化合物が検出された問題で、健康への影響を調べる委員会が取りまとめた調査結果が報告されました。
今回の報告書では臨時健康診断を受けた住民の善玉コレステロールの値が他の地域と比較して低いことが分析されましたが、サンプル数が少ないことなどからPFASによる影響と断定することはできませんでした。
健康影響評価検討委員会 久保達彦委員長「全般としては安心情報として捉えられる内容だったと思うが、来年度以降の検診でどうなっていくのか、モニタリングの手を緩めてはいけないと感じた」
また住民を対象とした血中濃度測定については、医学的評価が困難なため自治体ではなく国レベルで実施すべきとの見解を示しました。