去年9月西区で発生した道路陥没事故について、専門家らが原因究明のための議論を交わしました。
西区の道路陥没事故をめぐっては、市営住宅を含めた周辺建物11棟の解体工事などが進んでいます。
検討委員会には専門家7人が出席し、土質調査の結果やいまも継続している地盤沈下の状況と今後の推移などが示されました。さらに原因究明に向けて下水道のトンネル採掘を行っていたシールドマシン全体を凍らせて、損傷状態を確認する調査などが提案されました。
また、松井市長は会見で下水道の復旧工事が完了するのは今年の秋ごろになるという見通しを示しました。
広島市 松井一実市長「可能な限り早く(工事を)完了させて、自宅などの修繕・建て替えを行う状況にもっていきたい」
陥没事故で避難した46世帯のうち、市営住宅や社宅などに住んでいた19世帯は転居先が決まったということです。