建設現場でアスベストを吸って肺がんになったなどとして元作業員や遺族が広島地裁に提訴しました。
提訴したのはアスベストを吸ったことにより肺がんなどを発症し、治療中の元作業員3人と死亡した元作業員5人の遺族です。
建材メーカー6社に対し、人体に有害であることを知りながら危険性や回避手段などの警告を表示していなかったとして、1人当たり2860万円の損害賠償を求めています。
アスベストは建築資材などに使用されてきましたが、肺がんなどの病気を引き起こすとして2016年に製造などが禁止されました。
全国各地で建材メーカーに損害賠償を求める訴訟が続いていますが、広島地裁への提訴は今回が初めてです