オープン後初の週末を迎えた新しい広島駅ビル「ミナモア」。カープファンにとってもさまざまな変化が生まれていました。
斉藤俊幸記者「午前9時すぎです。オープンはまだなんですが休日ということもあり、多くの人で行列ができています」
開業後、初めての土曜日となった29日、午前10時のオープンが30分前倒しになりました。あっという間にあっちでもこっちでも行列ができました。
東広島市から「ぐるぐると回ってみて服を…同じ店で買いました」
東広島市から「できたばかりの時にすごく人がいたと聞いていたので、入場規制がかかるのではないかと思っていたんですけど、思ったより行動はできそうなのでよかった」
マツダスタジアムではカープの開幕2戦目。午後2時のプレーボールを前にファンの動きに変化はあったのでしょうか?
カープファン「広島じゃないみたい。今までは直に球場に行くか駅前で食べていってたんですけど、ミナモアでいろいろ楽しんで(球場に行く)に変わるんじゃないかな」
阪神ファン「1階とか見たらパンとかケーキとかめっちゃおいしそうなのがあって食べたいと言ってました」「結構おしゃれでした」(記者)「買っていきます?」「買って持ち込んで広島倒します!」
変化は他にも…ミナモア東側に新たにできた歩道橋。エディオン蔦屋家電とをつなぐ約30メートルの歩道橋で、すでに設置されていたペデストリアンデッキを通ると駅から地上に降りずに愛宕踏切付近のカープロードまで歩けるようになりました。
そしてミナモアからマツダスタジアムへ向かう多くのファンを待ち受けるのが「友元神社」です。古くは庶民の台所として親しまれた「愛友市場」の中にあったこの神社。再開発で2階デッキに移転してからは知る人ぞ知る“必勝祈願スポット”でしたが…
東京都から「(この神社の存在は)今初めて知りました。黒田のプレートを見たついでに通ったら見えたんで(参拝した)」
マツダスタジアムまでの新たな導線が生まれたことで観戦前の“定番スポット”になるかもしれません。
斉藤俊幸記者「試合が終わりお客さんが続々と戻ってきました。観戦帰りにミナモアに寄るという人も多いようです」
残念ながら開幕2連敗となったカープ。多くのファンが肩を落としながら向かったのは6階。試合前にも多くの人が立ち寄っていた「ミナモアダイニング」です。
福山市から「だいぶ違いますね(観戦に行くと)いつも弁当ばかりなので、やはり弁当とは違うものが食べたいので、広島初出店の店もあるんで気になるところがある」
フロアには人がごった返し、中にはなんと145分待ちの店も…。
富山県から「早く試合が終わって、ここでご飯を食べようと思って。中華のお店を予約してきました。110分待ち。今までは(観戦後に)銀山町に行っていたんですけど、きょうはここで食べようと思っていたので(これまでと)変わっています」
中四国最大級のレストラン街は観戦を終えたファンらの“これまでにない選択肢”となっているようです。