搬送中に転落し大けが 救急隊員2人を略式起訴 広島

広島

搬送中にストレッチャーから転落し、高齢女性に大けがをさせた疑いで書類送検された当時救急隊員3人について、三次区検は2人を略式起訴、1人を不起訴にしました。

広島県三次市で2023年4月、慢性心不全の女性(80代)がストレッチャーから転落して頭に大けがをしました。

女性は手術して入院していましたが1カ月半後に死亡しました。

警察は女性をストレッチャーで持ち上げた救急隊員3人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。

三次区検は先月28日、40代と30代の隊員を業務上過失傷害の罪で略式起訴にし、20代の隊員は「情状全般を考慮した」として不起訴処分にしました。

消防によりますと、3人は横向きだった女性の重心の位置を確認せずに持ち上げたことで、転落した可能性があるということです。