広島県三原市の産業廃棄物処分場を巡る控訴審で広島高裁は11日、現地調査を検討していることを明らかにしました。
三原市と竹原市の住民12人は、水源の汚染を懸念し県に本郷処分場の設置許可取り消しを求めています。
11日の裁判で広島県が許可に問題はないというこれまでの主張を繰り返した一方で、広島高裁は7月に予定する次回の裁判で処分場の現地調査をするかどうか協議したい考えを示しました。
住民側の弁護士は「裁判所は判断を迷っているのではないか。良い方向だと考える」と述べました。
処分場は、排水から基準を超える汚れがみつかり新たな産業廃棄物の搬入と埋め立てが止まっています。