府中町殺人事件 死因は頭を殴られた外傷性ショックと判明 学校は再開へ 広島

広島

金澤直紀記者「事件から2日目、警察が捜査を続けています」

広島県府中町で12日、男性が何者かに殺害された事件。

犯人の行方はまだわかっていません。

近くに住む人「警察のものですと手帳を見せられて、中のカメラ見せていただけますかと」

捜査員は近くの住宅街で上を見上げたり、川をのぞいたりしながら、犯人の足取りを調べています。

事件は人気のない時間帯に起きました。

通報内容「助けてという声を聞いた」「もめごとではないか」

12日午後10時ごろ、水分峡森林公園の利用者から110番通報が入り、警察官が駆け付けると。

矢田息吹記者「成人の男性は、あちら赤い屋根の管理棟と、その前にある植え込みの間に血を流した状態で倒れていたということです」

公園で働いている人「(血痕は)あちこちあった。ちょくちょくと、(血だまりが)これくらい」

うつぶせで倒れていた男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。

警察によりますと、現場には男性のものとみられる遺留物が複数ありましたが、身元を示すものはありませんでした。

一方で、頭を殴られたことによる外傷性ショックで死亡したことが新たにわかりました。

警察は男性の傷などから殺人事件と断定し、80人態勢で捜査本部を立ち上げ犯人の行方を追うとともに、凶器の特定も進めています。

周辺の住民は…「夜いかないよね暗いし」「みんな心配していますよね早く犯人が捕まってもらいみんなが平和になれば」

事件を受けて府中町は14日、町内にあるすべての小中学校を臨時休校にしましたが15日は再開予定です。