ローマ教皇死去 被爆証言した広島の被爆者「訃報聞き急に力が抜けた」 広島

広島

肺炎などを患い入退院を繰り返していたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(88)が21日、亡くなりました。

2019年、フランシスコ教皇が広島を訪れた際に被爆証言を行った梶本淑子さん(94)。

被爆者 梶本淑子さん(94)「本当に驚きました。体調が悪いのは聞いていましたけど良くなったと新聞で読んだのでよろこんでいた。先ほど聞いてびっくり、本当にかなしい」

ローマ教皇庁はローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が、21日にバチカン市国内の自宅で亡くなったと発表しました。

アルゼンチンで生まれた初の南米出身・イエズス会出身のフランシスコ教皇は2019年、38年ぶりに広島を訪問。

「戦争のために原子力を使用することは犯罪以外の何物でもない」とスピーチしました。

被爆者 梶本淑子さん(94)「訃報を聞いたときには急に力が抜けたような気になった。もう少し私もがんばってつないでいきたい」

死去を受けて、今後20日以内に新たな教皇を選ぶ「コンクラーベ」が始まる予定です。