広島市議会で北朝鮮による拉致問題をめぐり、市民団体が学校などでの啓発アニメの活用促進を求めました。
横田めぐみさんの小学生時代の同級生 佐々木典子さん(60)「拉致問題は今現在も身近な未解決問題です。この問題をどうか広島の学校の子どもたちにも伝えてください」
市民団体が求めたのは、かつて広島で暮らしていた拉致被害者の横田めぐみさんが題材となる啓発作品の上映会です。
10年前には少なくとも27校の市立の小中学校で上映会が行われていましたが去年は7校に減少しています。
委員からは「風化を物語っている」、「教育委員会でカリキュラムを組むべき」との意見が交わされました。
市教育委員会は今月、市内のすべての公立学校へ啓発アニメなどの活用促進を周知しているということです。