コメ価格の高騰が続くなか広島県内のスーパーで21日、政府が放出した備蓄米が店頭に並びました。
先月入札が行われた政府備蓄米は21万トン放出され、さらに10万トンが追加され7月までに毎月売り渡されるということです。
広島市南区のユアーズ東本浦店では21日、備蓄米が入荷していました。
広島市内から来店した客「安くなっていないですね。どこも価格は高すぎる」
太田朱香記者「いま備蓄米が棚に並べられていきます」
先月から入ってきている備蓄米は、今回で3回目の入荷です。入荷量は変わらず5kg40袋が店頭に並べられました。
21日に入ってきたのは国内産のお米が複数入っているものです。
南区から来店した客「この値段だったら買って置いとこうかなと。前は玄米を買っていたんですけど」
一方、備蓄米ではないお米を買った人も。
南区から来店した客「食べたことないし、どうしようかなと思って」
備蓄米は入荷しているものの、全体の入荷数は不安定な状態が続いていて、こちらのスーパーでは去年5kgで2000円台でしたが、約2倍の4000円台となりました。
ユアーズ東本浦店 藤井嘉高店長「いまお米がとても品薄な状況が続いています。備蓄米が入ることによって品薄解消に向けて力になればと」
備蓄米の味は実際にどうなのでしょうか。購入したものを食べてみました。
太田朱香「普通のお米と変わらず、おいしいように感じます」
スーパーの店頭に並ぶようになった備蓄米。コメ価格の高止まりが続いているなかで、価格は落ち着くのでしょうか。