「線状降水帯発生」予測情報が県単位で発表されます。中本栞菜気象予報士が解説

次々と発達した積乱雲が風下に流され、帯状に並ぶことにより、同じような場所で大雨が続くのが「線状降水帯」です。

線状降水帯が発生すると、警戒レベル4相当以上になると言われています。
警戒レベル4は災害が発生する危険性が高まっている状況で、警戒レベル5になると災害が発生している、切迫している状況です。
線状降水帯が発生したということは危険度がかなり高まった状況にあるということです。

線状降水帯が発生する恐れのある場合、半日前に「予測情報」が発表されます。
これまでは広域で(広島県は中国地方で)発表されていましたが、5月27日から運用が変わり、県単位で発表されるようになりました。
2029年には市町村単位で発表できるよう目指しているということです。
線状降水帯発生の予測情報が発表されるということは、警戒レベル4以上、つまり避難が必要になることが予測されているということです。
県単位で発表されることで、より具体的な情報を伝えられるようになりました。その情報をもとに避難行動を取るようお願いします。

気象庁ホームページから予測情報を確認することができます。
■気象庁ホームページ