2020年7月4日(土)放送
『石原良純と学ぶみんなの防災教室~あなたの避難の形は?~』より
ここ数年、全国的にゲリラ豪雨や台風などによる災害が増えているように見えます。これまでの経験則が当てはまらない時代に入っています。
石原さんが提案してくれたのが、こちらの4つの提言。
まずは県の出している新型コロナウイルス対策のマニュアル(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/50/hinansyo-manual.html)について。
「滞在場所を振り分ける総合受付」を設置して、「健康な人と発熱などの症状がある人を振り分ける」「マスク、消毒液などの確保」、「避難者の健康状態の申告」など様々にわたっています。
この通りできると答えた市町は、わずか4割。多くの自治体が不安を抱えています。
次に、マニュアル実施で難しい理由について。職員の不足は、すべての自治体が不安に感じています。そのほかにも避難所のレイアウト、資材・機材不足といった、すぐには解決しなさそうな悩みが並びます。
具体的には、上記のような理由がありました。新型コロナウイルス対策を考えると、清掃もより大変な仕事となりそうです。やはり人員の悩みが多いようです。
避難施設の悩みもありました。すべての自治体が、行きやすい場所に広い場所を確保できるわけではありません。
「分散避難」とよく言われますが、上記のように、場所の確保が難しい自治体もあります。
以上
土砂災害は一旦、起きてしまうと避難が極めて難しい反面、早い段階で予測できる災害とも言えます。早めに情報を知って避難につなげ、災害から身を守ることが可能です。
避難のタイミングを逃すと、あっという間に、逃げることができなくなってしまうのが土砂災害です。
2018年7月6日の西日本豪雨で被災者が記録した映像からは、その恐ろしさを知ることができます。
2018年8月OA 豪雨1ヶ月特番より
1999年6月29日 6.29豪雨災害(32人が死亡)
2014年8月20日 広島土砂災害(77人死亡)
2018年7月6日 西日本豪雨(130人以上が犠牲)
この20年ほどで、これだけ多くの人命が失われてきました。
広島県は、地質や、山際に家が多く建つ住宅事情などから、土砂災害の警戒区域は4万7428カ所と全国で最も多くなっています。(2019年6月時点)
・広島県土砂災害ポータルへ https://www.sabo.pref.hiroshima.lg.jp/portal/top.aspx
避難勧告や避難所情報などは広島県防災Web(http://www.bousai.pref.hiroshima.jp/)
また広島県の詳しい気象情報は広島地方気象台(https://www.jma-net.go.jp/hiroshima/)などで知ることができます。