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#173 和菓子の歴史を紐解く

2013年04月13日

いよいよ今月19日から始まる「ひろしま菓子博2013」 そこで今週は、どうやって“広島銘菓”が誕生したのか?和菓子の歴史を紐解きます。
訪れたのは、大正8年、十日市に和風喫茶「高木」として開店したお店。 まずは、創業当時からのメニュー「おしるこ」と「ぜんざい」を堪能。 初代の原爆死後、“広島に高級和菓子を”と心に決めた2代目は、銘菓「鶴亀もなか」を開発。食糧難の時代に本物の「砂糖」にこだわるなど“最上の材料を選ぶ”という信念を貫く老舗です。
続いて、広島とお菓子の歴史に詳しい、コンディトライハイデルベルグの住田常雄さんを訪ねます。 開業した時は「二文字屋」という和菓子屋だったとか。そこには、65年前から続く「シュークリーム」がありました。住田さんによると、広島のお菓子「川通り餅」が初めて登場するのはなんと、室町時代!?
“広島で最も古いお菓子”と言われるその「川通り餅」の歴史をさらに調べようと「亀屋」へ。 縁起物・水難除けのまじないとして食べられていた川通り餅、毛利ゆかりの逸話とは? 有名人らもお気に入りの「川通り餅」ですが、三宅さんは「目の届く範囲で時代に流されず」、亡き父の教えを守り続ける老舗です。
続いて、昭和6年創業「浅野四十二万石本舗 天光堂」の銘菓、その名も「浅野四十二万石」。 それは創業者がリヤカーでお菓子を運んでいた時のこと。広島城を見ながら思いついた“夢の御菓子”だとか。その後、浅野家16代当主も召し上がるなど夢を実現したお菓子となりました。焼き上げる前に饅頭を“水で洗う”“肌をなめらかにする”こだわりの製法は必見!!
最後は、もみじ饅頭に続く銘菓として名高い「新・平家物語」の誕生秘話を大公開! ネーミングにこだわった理由・・・そこには“平和を願う”切なる気持ちがあったのです。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 
   

お問い合わせ

御菓子所 高木
広島市中区十日市1-4-26 Tel:(082)231-2121
営業時間:9時〜19時 定休日:なし
大正時代に和風喫茶として開業した店、「鶴亀もなか」は戦後生まれの銘菓。

コンディトライ ハイデルベルグ
広島市西区観音町8-21 Tel:(082)233-7190
営業時間:7時半〜19時半 定休日:不定期の火曜日(毎週ではない)
創業以来65年間つくりつづけるのが「シュークリーム」。柔らかい。

亀屋
広島市東区光町1-1-13 Tel:(082)261-4141
営業時間:月〜土/8時半〜17時、日・祝/9時〜17時  定休日:なし
40年以上変わらぬ味の「川通り餅」には毛利ゆかりの逸話あり!

天光堂
広島市中区千田町2-11-8 Tel:(082)241-2532
営業時間:月〜土/8時〜19時半、日/8時〜19時 定休日:なし
銘菓「浅野四十二万石」は、江戸期から14代にわたり広島を守ってきた浅野家のお墨付き。

にしき堂
広島市東区光町1-13-23 Tel:(082)262-3131
営業時間:8時〜20時 定休日:なし
平家(小豆)と源氏(白あん)を菓子にし、同じ小箱に詰め平和への思いを込めた 「新・平家物語」